つうことで、
"Brazil"君の生き別れの弟、B767君です(違)。
ボーイング社のボーイング767(B767)は、B757と同じ時期に開発された中型旅客機です。いってみれば双子の兄弟みたいなものですが、エアラインのニーズに合わせて、B757 が単通路なのに対して、B767は二列通路なので、胴体がかなり太くなっています。B767はJALやANAでもたくさん使われていて、日本だったらどこにでもいるヒコーキって印象ですが、逆にそれが印象を薄くしてるかも。
このB767のライバルにあたるのは、エアバス社A330-200(たとえば
コレ)。日本ではB767の独壇場ですが、世界的にはA330のほうが人気があって、たとえばKLMやAir FranceはB767からA330に機材を切り替えたりしているみたい。こうした動きがきっかけで2007年夏に初飛行予定のB787が開発されることになりました。
どういう事情かわからないのですが、スペインのナショナル・キャリアなイベリア航空は1998年から2000年代初めにかけて2機のBoeing 767-300ERをリースで使っていました。ただ、イベリア航空では使用する機材に名前をつけるのが慣例になってますが、一時的に使うヒコーキってことで、この2機には名前がつけられなかったようです。
モデルになった機体は、そのうちの一機で、2002年にはイベリアの運用からは外れたみたいです。もともとは韓国の
アシアナ航空で活躍してました。イベリア航空でちょっと仕事したあとはアフリカは
ケニア航空で働き、今は
エア・カナダの衣装をまとって飛んでます。東アジア、ヨーロッパ、アフリカ、北アメリカ…。素性を調べてみたら、なんだかすごいキャリアを持ってるヒコーキでした。
ちなみに、このモデルは普段集めてるHerpaではなく、Inflight500ってブランドのモデルなんですが、そんな飛行機をモデルに選ぶあたりに渋さをかんじたりもします。