ジャンボ機の愛称で知られているボーイング社のB747は、40年近く前から設計が始まった歴史ある飛行機です。その過程で何回かモデルチェンジしてるんですが、古いタイプ(クラシック・ジャンボ)と新しいタイプ(ダッシュ400)では、中身はもちろん外見にも違いがでてきてるみたいです。
古いのと新しいのを比べてみると、エンジンの大きさがちがったり、主翼のところについてる二枚目の羽の有無もありますが、特に目だった違いといえば、ジャンボの二階部分の
コブみたいになってる部分。クラシックなやつは、
オリンピック航空のB747みたいに、このコブが短い短コブさんです。
ところが、その後、コブが長いほうが飛ぶ上でも便利ってことがわかってきて、ジャンボ機のモデルチェンジの過程でコブも長くなりました。ってことで、内部もハイテク化して登場したダッシュ400の場合、
ニュージーランド航空のB747をみるとわかるように、コブが長くなってるのがはっきりわかります。
今日本では短コブのクラシックジャンボが絶滅危惧種だそうです。もうさすがに古くなってきてるので…。JALはまだ国内線を中心に短コブさんを使ってるけれど、ここ1、2年のうちにすべて退役させる方針のはず。また、ANAの場合、去年最後の短コブジャンボを退役させただけでなく、ダッシュ400のほうの退役までどんどん進めてます。つい先日も、ダッシュ400を売却して後継機の
B777-300ERを増やすことを発表したばかり。
単に見慣れていただけでなく、子供の頃にあこがれた飛行機が消えるのはなんだかさみしいですね…。