B777-300ERが続きますが…
今回はトルコ航空のB777-300ERです。トルコ航空はトルコの国営航空で、文化・経済の中心といえるイスタンブルのアタチュルク国際空港と、首都で政治の中心、アンカラにあるエセンボア空港を拠点に世界各地にネットワークを張っています。日本にも成田と関空に路線を持っています。
トルコ航空は、ここ数年ボーイングやエアバスの大型の機材をどんどん導入しています。2008年にインドのジェットエアウェイズから3機のB777-300ERをリースしました。どうやら気に入ったようで、2009年には12機も直接発注しています。現在成田に飛んできているのもこのB777-300ERです。
さてこの機体デザインですが、実はもうひとつ前のデザインになってしまいました。ロゴの変更に合わせて、機体デザインもマイナーチェンジしちゃったようで、垂直尾翼のマークの赤と白が反転したほか、胴体の"TURKISH"が"TURKISH AIRLINES"と変更されています。エアバス機などはもうちょっとこまかい点も変わってるようですが、B777-300ERについてはこれくらいかな。このモデルにかぎらないけど、商品企画されたときのデザインが、発売時期の関係で最新のデザインじゃなくなってるというのは、モデル集めの悩みの種でもあります。
モデルになった機体は、2007年にジェットエアウェイズで路線就航し、2008年にトルコ航空へリースされた機材です。トルコ航空はひとつひとつの機材に都市名や地名などを付ける習慣がありますが、この子には"Akdeniz"という名前がつけられました。"Akdeniz"とはトルコ語で「地中海」という意味です。ただ、この子はもうトルコ航空では飛んでいません。2011年の7月にリースバックされたあとそのままタイ国際航空にリースされたようです。まだ飛び始めて5年くらいなのに、流浪の人生を送ってますね。
ちなみに、"Akdeniz"という名前は、ボーイングから直接発注して導入されたB777-300ERが引き継いだようです。