ついにげっとした空飛ぶクジラ、ベルーガちゃんです。
「ベルーガ」という愛称で知られるA300-600STは、エアバス社がA300-600を改造して作った貨物機です。貨物機といっても、大きな航空機部品を輸送する巨大な貨物室を持っているためにこんな変わった姿をしています。
というのも、ヨーロッパ各国の航空機メーカーのコンソーシアムを作って成立ったエアバス社は、そういった政治的な理由でヨーロッパ各地に部品工場があり、最終組み立てのため機体部品の輸送して一か所に集めないといけないって面倒な事態になっちゃいました。それで最初、大型の機体部品の輸送はライバルボーイング社の輸送機を改造してつかってましたが(こっちはスーパーグッピーというあだ名がついてます)を用いていたが、機体の老朽化により維持費が増大したこともあって、ベルーガちゃんを開発することになったそうです。
現在、1995年から2001年かけて作られた5機が活躍しています。飛んでる姿は確かにベルーガ(白クジラ)みたいです。こんな姿でも飛べるってのがスゴイし、カワイイ…
モデルになったヒコーキは1995年に作られた第一号機です。Herpa社のモデルをつくってたホーガン社って会社が最近独自にモデルを作るようになってきてるのですが、そのホーガン社がベルーガちゃんも発売しちゃいました。1号機から3号機までモデル化しています。ってことはそろえないとダメなのかしら…
ってことで、コレクターの弱みをど真ん中に突いてきやがりなさるマーケティングです。