前回登場したジャンボ機の後継機として、世界の大型機市場をほぼ独占しつつあるボーイング社の双発ジェット機、B777。ここで紹介するモデルは、オランダを代表するエアラインで日本でもよく知られているKLMのB777-200ERです。(”ER”は、Extended Rangeの略で飛行距離を伸ばしたって意味だそうです。)日本にも飛んできている機体です。
KLMは、2003年からこのB777-200ERを導入していて、現在このタイプ14機を導入しています。このあと、さらに大型のB777-300ERも導入する予定で、それにあわせて今使っているジャンボ機をこれからどんどん引退させていくと思われます。
模型のモデルになった機体は、2003年10月に導入された機体です。KLMは使っている飛行機にそれぞれ名前をつけているみたいです。B777の場合、ほとんどの機体に”Mount Kilimanjaro”とか、”Borobudur”に、”Hadrians Wall”と、世界中の有名な観光地(世界遺産?)の名前がつけられているのですが、このモデルになった機体だけは
”Albert Plesman”と、人名らしき名前がつけられていて、ちょっと気になってます。
水色の胴体に白い尾翼というKLMの機体デザインは、洗練されたデザインの多いヨーロッパのエアラインのなかでも特にカッコイイデザインで気に入っています。ちなみに、KLMは、このB777の導入にあわせて、機体デザインをちょっと変更したそうです。以前のデザインだともうちょっと濃い青の帯が太かったみたいです。
追記:
このモデルにつけられている”Albert Plesman”さんですが、KLMの初代社長のお名前であることがわかりました。初代社長なんて重要人物の名前をつけるってことは、それだけKLMがこのB777をエアラインの核として重視してるってことなのかなあなんておもったり。