大英博物館の古代エジプトコレクションの
Shokuganシリーズから、魚の形をしたガラス容器です。こないだ紹介したファラオの坐像や頭と同じ、第18王朝時代のものだそうで、もともとの大きさは、長さが14.5センチくらい。かなりちっちゃめです。ぬぼーっとかわいい顔したお魚さんですが、ナイル川に住むティラピアという魚がモデルのようです。
古代エジプトにおいて、ガラス製品はぜいたく品(香油・化粧品)をいれるのに使われたと考えられているそうです。その一方で、この容器のモデルになったティラピアは、自分の口のなかで卵を孵し、生まれてきた稚魚を口に入れて外敵から守るってことから、再生と復活の象徴ともかんがえられてきたお魚だとか。ってことで、もしかしたら、なんか特別な意味があったのかもしれないとのこと。
でも、コレだけだとなんとなくハズレ感がただようからか(?)、さらなるオマケがついていました。Shokugan(食玩)ってもともとオマケって意味合いがあるわけですが…。もったいぶるほどのもんじゃないけれど、それについてはまた今度。