大英博物館のShokuganシリーズから、歴代のファラオの名前を刻んで、王朝の歴史を伝えた王名表。第19王朝時代ラムセス2世の神殿にあったものだそうです。パピルスや石に記されたその当時の歴史文書なんかをもとに編纂されたみたいです。ファラオの名前は、カルトーシュって楕円形の枠(結び目のついた一本のロープを示しているそうです)のなかに、ヒエログリフと呼ばれる象形文字で刻まれました。
大英博物館にある実物はかなり大きなもので、高さ1.35メートル、長さ3.7メートルもあります。これを手のひらサイズにしているレプリカは、表に記されたカルトーシュやヒエログリフだけでなく、表についたひび割れなどもかなり精巧に再現してあって、
ものすごく出来がいいと思います。また、これはそもそも古代エジプトの人たち自身が残した彼らの歴史の記録ともいえるわけで、その
歴史的意義はめちゃくちゃ
大きい(はず)。ついでに、この王名表があった神殿に祭られたラムセス2世は、古代エジプト史にその名を残す偉大なファラオの一人だったりもします。
とはいえ、大英博物館みたいにバラで売ってるならともかく、ブラインドになってる場合に、コレをひいてしまったら、正直ちょっとガッカリするかも…?!やっぱりみんなネコミイラとか狙いそうだし、そういう誰もがほしそうなものと比べると、なんとな~く
ハズレ感が漂ってる気がしないでもなかったり。